2017-01-01から1年間の記事一覧

読書ノートから 10

コーヒーと随筆 庄野雄治 編 巴里のむす子へ 岡本かのこ 巴里へ残してきた息子タローへの あふれる思いに 圧倒されるの手紙 「あんまり断片的な感想で、さっぱり判りませんね。もっと 冷静に書いて寄越してください」といわれるくらい。(笑) SNSもなかった…

ギフテッド

前歯がかけてる7歳の天才少女 メアリー、大学教授になりそこねた ちょっと影のあるイケメンなメアリーの叔父のフランク 片目の猫 フレッド。メアリーの将来を考えて フランクはもちろんメアリーの 祖母 隣人ロバータ 担任教師ボニー・・・みんながそれぞれが…

BLAGE RUNNNER 2049

2049年、近未来のロスを舞台に 繰り広げられる人間とレプリカントの 自分探しの映画。 前作から35年、35年も過ぎてるとは思えないほどブレランのファンは多い。 スタイリッシュな映像 レプリカントという新しいヒイロー そんな所がすごく魅力的だ。いやがう…

高尾山

高尾山から

ドリーム hidden figures

1962年アメリカはマーキュリー計画(有人飛行計画)を成功させた。 その成功に大きく貢献したキャサリン・G・ジョンソン、ドローシー・ ボーン、メアリー・ジャクソンの3人の数学者たちの話。 長い間 こんなすばらしい3人が注目されなかった、ということに …

読書ノートから 9

あらすじで読む シェイクスピア全作品 河合 祥一郎 シェイクスピアの本は セリフも難しければ人間関係も複雑で なかなか最後まで読み通すことが出来ない。 そんな人にピッタリな一冊。 悲劇 喜劇 歴史劇 問題劇 ロマンス劇 詩 などのあらすじを 読めます。 …

PATERSON

バスの運転手で詩人で、愛妻家で愛犬家でもあるパターソンの一週間の 物語。流れ行くバスのガラスに反射する光がとても詩的で好きなシーンだ。 この映画はジム・ジャームッシュのアメリカの詩人たちへのオマージュ かと思う。すべては流れ行く、しかし日常は…

ベレー帽

完成!ふんわりベレー帽

読書ノートから 8

通勤電車でよむ詩集 小池 昌代[編著] ぼくの娘に聞かせる小さい物語 娘よ、なくのはおよし、悲しみがふくれるだけだから、 もどるものなら、ひとりでに、大事なものは戻ってくる。・・・ 午後の電車の部分に書かれているウンベルト・サバの詩 大人も大変だ…

静かなる情熱 エミリー・ディキンソン

詩の世界を散歩するとき 必ずと言っていいほど出会うのが エミリー・ディキンソンの詩。 それほど現代詩の世界では重要かつ愛されている詩人のようです。 しかし白いドレス着た閉じこもりだったとか、自閉症だったのでは、 とか、パンを焼くのが上手だったと…

ありがとう、トニ・エルドマン

世界を相手に働く娘イネスとその父ヴァンフリート なんか近づけない 不器用な親子の物語です。 イネスの仕事場に現れる 人生とは?時間とは?ユーモアとは? など言いたがるヘンなひとトニ・エルドマンはヴァンフリート。 しかし 次第に取り戻していく親子関…

編み物検定

秋に編検4級を受けようと思い 講習会参加 どんなヘンな質問にも 丁寧に答えてくれて 色々参考になった。 まだ試験まで時間があるから 何回か練習すれば 何とかなるかな。

読書ノートから 7

なつかしい時間 長田 弘 たくさんの詩が ちりばめられています。 ・・・五月の詩人といえば 何と言っても木下杢太郎です。 燕は来り、また去れる お昼の献立は ・・・茄子のしぎ焼、胡瓜もみ そしてもう一人、寺山修司です。 二十歳、僕は五月に誕生した ・…

読書ノートから 6

うほほいシネクラブ 内田 樹 盛りだくさんの内容で どこから書いたら良いかわからない、が・・・ 著者が「大人になれよ」と背中を押され 大きく影響を受けた 小津安二郎断想は21ページにわたって書いてます。 ・・・ 「あなたはこの映画をつうじて何を訴えた…

20TH CENTURY WOMEN

サンタバーバラで暮らすシングルマザー、ドロシアと15歳の息子ジェイミー 下宿人のパンクな写真家アビー、陶芸家のウィリアム、幼なじみのジュリー そんな個性的な疑似家族のお話。 なんといっても 母でありこの映画の主人公であるドロシアが魅力的だ。 ジェ…

ソール・ライター

ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展 ソール・ライターの写真を見てると 地上は こんなにも美しかったのか・・・ と思う。暖かく、それだけじゃない・・・ 自ら発見する、という大切さを感じる。

manchester by the sea

ボストンから車で1時間15分。マンチェスター・バイザシーという 港町が舞台。冬枯れの空と海 カモメがゆうゆうと飛んでいるシーン が印象的。海が好きだ、というセリフが時々聞こえてくる。 わけあって 故郷を離れボストンで暮らすリー。 しかし 心臓病を…

絵本ノートから 112

プーさんとであった日 世界で いちばんゆうめいな クマの ほんとうに あった お話 リンジー・マティック ソフィ・ブラックコール ・・・ウィニーは いまや軍隊の一員です。 ハリーは ウィニーに後ろ足で立つことや頭を 高くあげること あちこち見まわすこと…

読書ノートから 5

千利休 無言の前衛 赤瀬川原平 1989年に作られた映画『利休』の脚本を書くことで 向き合ったお茶の話 映画的にだろうか?芸術は政治に勝ってもらわなくてはならない。 という考えから 伝えるべき「楕円の茶室」釜と利休の精神 というのが 興味深い。(映画で…

シンプルの正体

松屋銀座で ディック・ブルーナのデザイン展 なかなか観る機会がなかった ブラックベアがたくさんいました。 ブラックベアは 一生懸命 読書してました。 ブルーナさんは 人生の最後に『ブラックベアが死んだ』という絵本を 親しかった人たちに贈ったそうです…

読書ノートから 4

映画と本の 意外な関係! 町山智浩 映画を観ていても 本が映ると「今の、何だった?」と気になって しまう という町山さんの映画エッセイ。 記憶も新しい「キャロル」や「ブルックリン」が語られてるのは うれしい。「キャロル」は ハイスミスの小説から 「…

MOONLIGHT

1.リトル 2.シャロン 3.ブラック 3つの時期を描いた LGBTQのシャロンのラブ・ストーリー 心臓の音 波の音 風 潮の香 音楽 味覚 夜の街のにおい そんな感覚でつないでる映画だった。 私はシャロンの友ケヴィンが言った「懐かしい」という 感情で貫かれている…

読書ノートから 3

水玉の履歴書 草間彌生 言葉から読み取る草間芸術や人生観 芸術 水玉は立体で無限 水玉はひとつの生命 これは私の大きな哲学 人生 ハーイ、コンニチワ それは 私の幻の青春に投げかけられた 愛の問いかけだった 生・死・愛 全世界の人に愛はとこしえと伝いた…

YAYOI KUSAMA:My Eternal Soul

疲れを知らぬ 湧き出るイマジネーションがすごい。 見慣れた南瓜に出会うと ホッとする。 無限の鏡の部屋が すごくハッピーな気持ちになって 二回も通った。こんな世界にずっととどまりたい。

LA LA LAND

売れないジャズ・ピアニスト セブと 女優志望のミア 二人の恋の始まりから終わりまでを 四季を通して 華麗に美しく情熱的に描いた 幸せなミュウジカル映画でした。 忘れられないシーンは いくつかありますが 彼氏との退屈なディナーを 抜け出してセブの 待つ…

読書ノートから 2

文庫解説ワンダーランド 斎藤美奈子 取り上げてる本は 夏目漱石『坊ちゃん』川端康成『伊豆の踊り子』から始まり シェイクスピア『ハムレット』小林秀雄 村上龍 赤川次郎etc. 私のようにあまり本を読んでなくても 読んでても理解してるかどうか 怪しくても …

読書ノートから

ヴァンゴッホカフェ シンシア・ライラント ・・・ヴァン・ゴッホ・カフェはカンザス州フラワーズ の町のメイン・ストリートにありました。 むかし、劇場だった建物のかたすみにあったのです。 ずいぶん前の話ですが ゴッホの『夜のカフェテラス』 が初めて日…

かもめブックス

神楽坂の かもめブックスに行ってきました。 この限られた空間に収めるべく本を選択するのは かなりセンスが必要かな。私ことおばちゃんには・・・。 でも編み物の本は欲しいもの ありました。 『職業としての小説家』が文庫本になってたので 迷わず購入。 …

海は燃えている イタリア最南端の小さな島

アフリカ大陸に最も近い島 ヨーロッパへの玄関口として ガーナ、マリ、ナイジェリアなどから 年間5万人もの難民が 流れ着くランペドゥーサ島。 難民たちの身も心もボロボロの 報道では伝えきれない もう一つの現実に 言葉を失う。 島の日常と流れ着く難民た…

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