manchester by the sea


ボストンから車で1時間15分。マンチェスター・バイザシーという

 港町が舞台。冬枯れの空と海 カモメがゆうゆうと飛んでいるシーン

 が印象的。海が好きだ、というセリフが時々聞こえてくる。


 わけあって 故郷を離れボストンで暮らすリー。

  しかし 心臓病を患っていた兄の死で 故郷に帰らざる負えなくなり

 自分の過去ともふたたび向き合うことになる。

 甥の後見人にもなっていた。


 高校生の甥パトリックとの 遠慮のないやりとりが

 次第にリーの心もパトリックの心も 明るい方へ向かっていく。

 しかし リーは故郷には帰れない、とても乗り越えられない、

 という。

 

 あ〜胸が痛い。

 小学生の時 友達の目を傷つけてしまった同級生のことを

 思い出した。立ち直っているだろうか。半世紀も前の 同級生のことを

 今でも思い出してしまう。

 罪の意識ってなんだろうか?


 映画は リーとパトリックの笑顔で終わり

 少しホッとした。

 ケイシー・アフレックの抑えた演技がすごく良かった。