2014-01-01から1年間の記事一覧

絵本ノートから 94

ちいさな曲芸師 バーナビー フランスに伝わるおはなし バーバラ・クーニー ・・・その美しい人は 少年を膝の上にのせて そっとあおぎ 風を送りました そして身をかがめて 少年にそっとキスをされると また祭壇の上の台座にもどっていかれました クリスマスの…

今日も散歩

木はいいなぁ 風と遊んで

散歩日和

黄色 緑 赤 そして雨

アルゲリッチ、私こそ音楽!

原題が bloody daughter。どちらかというとアルゲリッチ家の歴史であり 監督で アルゲリッチの三女ステファニーさんの半生だとおもう。 小さいころから母の演奏会に同行し 夜汽車からみた月や窓ガラスを つたう雨 風のささやきが胸をうつ。 マルタ・アルゲリ…

大人は判ってくれない

家庭にも学校にも感化院にも 居場所がみつからない しかし映画が大好きなアントワーヌ少年 トリフォーの半自伝的映画 「パリはわれらのもの」「不良少女モニカ」など映画マニアには たまらないショットがたくさん そしてシックなパリの町 あれはサビニャック…

緑色の部屋

棺に横たわる友人の妻を前に 死者よみがえらせるのは愛だけだ、 というジュリアン(f.トリフォー) ジュリアンも妻を亡くし 緑色の部屋で祈る日々。 全編 死と愛についての考察といってもいいくらい 台詞が深い。 そして セシリア(n.バイ)との恋と祭壇作り…

散歩日和 青森

みんなが笑ってる お日様も笑ってる 今日もいい天気 ♪ 田舎館村 田んぼアート

絵本ノートから 93

ぼく、お月さまとはなしたよ 2014,10・08 ゆうべの皆既月食があまりに きれいだったので・・・

イヴ・サンローラン

サンローランのドレスにもファッションにも あまり縁がありませんが 彼が二十歳の時 おふざけで書いていたという絵本『おてんばルル』を 持っていたので 興味があって行ってきました。 ルルは黒いタイツに真っ赤なドレスとカンカン帽いたずら好きでエロチッ…

jamming

ローマ環状線、めぐりゆく人生

母を思いながら仕事する救急隊員、没落貴族、うなぎ漁師、木の音を聞く人 、老いた父とその娘、バイセクシャルな車生活者など 落ちこぼれた といってもいい人たちを詩的に映し出すジャンフランコ・ロージ 監督のまなざしと力量に驚く。 そして時々まじるロー…

絵本ノートから 92

窓辺の鳩 ナン・ナッシベンネ ナディーヌ・ブルン・コムス ・・・すると闇の中に その大きな船が あらわれたのだ 船はこちらへ 向かってくる 鳩が飛んでいた あの鳩は 船の道あんないを してくれていたのだ 父の帰りを待つ 少年と鳩の物語 大人の時を歩き始…

絵本ノートから 91

アイスクリームの国 アントニー・バージェス ファルビオ・テスター ・・・・ぼくらがいるのは ここです 「ジェラードの国」とよばれる ルイジさんのアイスクリームの店で アイスクリームをたべているのが ぼくらジャックとトムとぼくです アントニー・バージ…

絵本ノートから 90

いつかはきっと・・・ シャーロット・ゾロトフ アーノルド・ローベル ・・・いつかはね ママにも たのまれるようになるわ 「テーブルのしたくをおねがいしますよ。 おさらは ぜんぶとっときの じょうとうのでね」 someday シャーロット・ゾロトフのことば 良…

7月のあみ人形

someday

絵本ノートから 89

エルシー・ピドック ゆめでなわとびをする エリナーファージョン シャーロット・ヴォーク ・・・いつまでも山を こどもたちのものとして 守るために。 またアンディ・スパンディのためにも とんでいる アンディ・スパンディ さとうのキャンディ アマンド入り…

絵本ノートから 88

ベンの見た夢 c.v.オールズバーグ ・・・ベンは 目をひらきました 部屋は 太陽の光でいっぱいです 「ねぇベン起きなさいよ」 夢の中で 世界を旅するベン スフィンクス ピサの斜塔 ビックベン どの風景も 少し傾いて水の中に浮いてるような 不安定な絵 目を閉じ…

絵本ノートから 87

ひまわりのおか 松成真理子 葉方丹 ひまわりをうえた八人のおかあさん ・・・ひとつぶの小さな種が 千つぶもの種になりました そのひとつぶひとつぶが ひとりひとりの子どもたちの 思い出のように思えました また夏がきたら会おうね ずっとずっと いっしょだ…

絵本ノートから 86

にちようびのばら 松成真理子 ・・・サンディーさんが ねむると ばらのはなも ねむりました いいにおいが へやにひろがっていきました サンディーさんの ゆめのなかにも ばらのにおいが ひろがっていきました ばらのかおり 植物のいのち 土のかおり 太陽の光…

アン❤コレクション

・・・中学生のころに 村岡花子訳で出会ったアン 忘れた頃に 再会します もしかしたら・・・ 一生!?続くかも。 ただいま 朝ドラ「花子とアン」楽しく見ております

絵本ノートから 85

つきのオペラ ジャック・プレベール ジャクリーヌ・デュエム ウクレレは 楽しい 教室へ通いたいところだが もっぱらウェブ上の ウクレレサイトに おじゃましてる。 そこで よく聴くのは高田渡さんの歌 「わたしの青空」「自転車にのって」 京都のイノダコー…

絵本ノートから 84

バスラの図書館員 イラクで本当にあった話 ジャネット・ウィンター ・・・本をまもりたいの 手伝ってくれない? イラク戦争のときに バスラ図書館の蔵書を戦火から 守ろうとアリアさんは 友人たちと70%にあたる本を 救った話です。このことは ニューヨーク…

散歩日和

春風にさそわれて 日本橋 「生誕120年 武井武雄の世界」展へ めちゃくちゃ かわいい。 とても静かで遠くから 船の汽笛が聞こえてくるような 不思議な世界

絵本ノートから 83

生命の樹 博物学者、地質学者にして思索家 チャールズ・ダーウィンの生涯 ピーター・シス ・・・地球上の生物は 何億年もかけて 一本の木が 枝わかれするように生まれてきた いわば生命の樹である 『種の起源』 『ビーグル号の航海記』も 細かい絵で記した …

絵本ノートから 82

星の使者 高名な科学者、数学者、天文学者、 哲学者にして物理学者、 ガリレオ・ガリレイの生涯 ピーター・シス ・・・あやまちを指摘するのは簡単ですが 真実を発見するのはたいへんむずかしい ピーター・シスの細かい絵に 引き込まれていく 不思議な感覚

あさめし

スコーンとカフェオレ

絵本ノートから 81

マドレンカ ピーター・シス ・・・宇宙のなかの ある惑星の ある大陸の ある国の ある町の ある建物の ある窓のなかに ある雨の日 ひとりの女の子がいた カメラを携えて ニューヨークのダウンタウンを 散歩してるような 楽しい絵本 ニューヨークは 人類のサ…

絵本ノートから 80

エミリー マイケル・ビダード バーバーラ・クーニー ・・・天国をみつけられなければ 地上で 天上でもみつけられないでしょう たとえ どこへうつりすんでも 天使は いつもとなりに 家をかりるのですから 学生のころ 「だれが 風をみたでしょう ぼくもわたし…

絵本ノートから 79

はるですよ ふくろうおばさん 長 新太 趣味のひとつが 編み物で 秋口になると わくわく そわそわしてしまう なにか 編み物をあつかった絵本はないかと さがしたところ ナンセンスワールドの 長新太さんの本に であいました ・・・ふくろうおばさんは さむい …

絵本ノートから 78

ちいさい おうち バイジニア・リー・バートン ・・・あさになると お日さまが のぼりました ゆうがたには お日さまが しずみます きのうと きょうとは いつでも すこしずつ ちがいました ただ ちいさいおうちだけは いつもおなじでした どのページでも しっ…