イヴ・サンローラン

 サンローランのドレスにもファッションにも あまり縁がありませんが

 彼が二十歳の時 おふざけで書いていたという絵本『おてんばルル』を

 持っていたので 興味があって行ってきました。

 ルルは黒いタイツに真っ赤なドレスとカンカン帽いたずら好きでエロチック

 天使と悪魔って感じの女の子?おじさん?

 おもしろい絵本なのです。



 若くしてファションデザイナーとして成功したサンローラン

 次々にエレガントなドレスが映し出され ため息がでてしまいます。

 モンドリアン・ドレスが 産み出される瞬間は圧巻

 なにしろファッションの世界をかえてしまったのですから。

 映画的には アムールの世界も重要な要素。

 男と男の愛情表現は 私的には オェーですが

 家族とピエール(この物語の語り手でありイヴのパートナー)の愛に 

 なによりも才能と独特の美意識にめぐまれた

 幸せな人だったと思う。