読書ノートから 9

 あらすじで読む
      シェイクスピア全作品

               河合 祥一郎



 シェイクスピアの本は セリフも難しければ人間関係も複雑で

 なかなか最後まで読み通すことが出来ない。

 そんな人にピッタリな一冊。

 悲劇 喜劇 歴史劇 問題劇 ロマンス劇 詩 などのあらすじを

 読めます。


 シェイクスピアは 映画でいろいろ観てます。

 オリビア・ハッシー&レナード・ホワイティング

 の『ロミオとジュリエット』に始まり

 エリザベス・ティラーの『アントニークレオパトラ

 黒澤 明の『乱』

  ウッディ・アレン『ミッドサマー・ナイト』

 カリカリというペン先の音が美しかった

 ピーター・グリーナウェイの『プロスペローの本』

 ルビッチの『to be or not to be』は絶品でしょう。

 なんといっても私が一番すきなのは

 グウィネス・パルトローが かわいかった

 『恋におちたシェイクスピア』・・・


 映画の話になってしまいましたが この本の中で

 印象にのこってる部分を記しておきます。


 ・・・人の生き方が定まった中世とは違って、

 自由意志を持つ人間は自らの生き方を自由に決定できるとした

 発想が ルネサンスの時代にあった。シェイクスピアが自分で

 運命を切り拓こうとする魅力的な人物を多く描いてるのも

 ルネサンス的といえる。