読書ノートから 5


千利休 無言の前衛

    赤瀬川原平


1989年に作られた映画『利休』の脚本を書くことで

 向き合ったお茶の話

 映画的にだろうか?芸術は政治に勝ってもらわなくてはならない。

 という考えから 伝えるべき「楕円の茶室」釜と利休の精神 というのが

 興味深い。(映画ではボツになったらしい)




 私がすごく興味深かったのは

 パウル・クレーの落とし穴

 ・・・クレーの絵は模様みたいに見えるのだが、

 微妙なところで絵なのである。

 利休とクレー 微妙なところって何なのだろうか・・・



 なにもかにも深くって しかし必読の一冊と感じた。