千利休 無言の前衛
赤瀬川原平
1989年に作られた映画『利休』の脚本を書くことで
向き合ったお茶の話
映画的にだろうか?芸術は政治に勝ってもらわなくてはならない。
という考えから 伝えるべき「楕円の茶室」釜と利休の精神 というのが
興味深い。(映画ではボツになったらしい)
私がすごく興味深かったのは
パウル・クレーの落とし穴
・・・クレーの絵は模様みたいに見えるのだが、
微妙なところで絵なのである。
利休とクレー 微妙なところって何なのだろうか・・・
なにもかにも深くって しかし必読の一冊と感じた。