絵本ノートから 12

  和菓子のほん    by 中山圭子 & 阿部真由美

  
  和菓子は 日本の四季の うつりかわりを たくみに表します。

  春は ちょうちょを 型どった 春の舞 
  夏はといえば 水の流れを あらわす 流水  秋は こねり柿 
  冬は 雪模様をえがいた白いおまんじゅう 初雪

 

  年中行事でも よく いただきます。

  3月3日の雛まつりには ひなあられ

  5月5日は かしわ餅

  8月のお盆は おそなえ菓子


  そして歴史は 300年前江戸時代 和菓子の商品カタログ 

  絵図帳が 残っています。


   桜の花への 思いは深い。

   ひとひら 桜だより 花見桜 春のにしき
   花ごろも 桜山 花くもり 花いかだ
   



   つぼみから 花開き やがて散り 

   そして 川に流れゆく一生が 全てお菓子!


   私がよく食べるのは 「しっぽまで あんこが入った たい焼き」

   人形町で デパ地下で よく買います。

   これは型を使った 和菓子です。

  


   小さなお菓子に この絵本に 日本の美と おいしさが

   いっぱい いっぱい つまっています。(^−^)