断片的なものの社会学
岸 政彦
次頁には何が出てくるのか、どんな人の話が聞けるのか全く予想できなくて
あっという間に完読。
著者は、分析できない、無意味なものに美しさを感じるという。
・・・自分がこの自分に生まれてしまったということは、何の罪でも、
誰のせいでもない。それはただの偶然である。
無意味というがそれは、意味を知っているからではないか?とも思うが、
現実の社会は様々で混沌としていて やっぱり無意味なもので
あふれている。
社会学者として こんなふうに言っている。
・・・異なる存在とともに生きることの、そのままの価値を素朴に
肯定することが、どうしても必要な状況なのである。