手紙は憶えている


 ホロコーストを生き抜いた90歳の 認知症でもあるゼウスが

 殺害された家族のために復讐を胸にさまよう。
 
 非常に複雑で しかしブルースリーの映画にあった鏡のシーン

 も思い出すスリリングで・・・複雑としか言いようがない。


 生と死 人と人が殺しあう戦争を体験すると

 一言では言えない人間の複雑な感情が生まれるのかもしれない。

 自分探しって何?


 もう一つ気になったのは 家族

 認知症の老人ゼウスは よく妻の名を呼んでいたし

 ピアノ曲 メンデルスゾーン上手かった

 最後に残るのは やはり憎しみより愛



 古いテーマ ありふれたナチの映画なのに

 とても斬新なものを感じた映画でした。