独裁者と小さな孫


 ムバラク政権、ガダフィ政権など 独裁政権から民主化が行われた

 その後の混乱と希望の映画 と思う。

 クーデターが起こり 逃亡せざるおえなくなった 独裁者と孫の

 ロードムービー。何度もアップでうつる2人の顔の表情が

 喜びや悲しみや苦痛や恐怖にさらされて 人間らしくなるところが

 印象的。

 

 モフセン・マフマルバフ監督は イランでは映画を作ることが

 できず ロンドンで亡命生活をしているとか。

 いろんな意味で 自分に正直に真直ぐに生きるとは

 どれだけの犠牲をはらわなければならないのか・・・

 ラストは そんな監督でなければ描けないだろう

 力強いメッセージです。