絵本ノートから 77


  スーホの白い馬

    モンゴル民話

 ・・・そんなに かなしまないでください

    それより わたしのほねや かわやすじや けを

    使って がっきを作ってください


  「草原のチェロ」とよばれている 楽器の一番上が 馬の頭の形

   をした馬頭琴の伝説

   しかし この本を「愛するということ」という視点で読むと

   愛とは与えることであり そこに犠牲があってはならない と

   いった シェル・シルヴァスタインの the giving tree に

   とてもよくにている

   西洋の人たちにとって林檎が 特別なものであるように

   モンゴルの人たちには 馬が特別なもの

   深く心に残る絵本