絵本ノートから 74


  悲しい本

    マイケル・ローゼン

    クェンティン・ブレイク




  

 ・・・なぜ悲しいのか

    理由が わからないときもある

    エディが なくなったせいでもない

    ママが いなくなったせいでもない

    ただそうなのだ

   SAD BOOK




 最愛の息子を亡くした父親の悲しみ

  ボロボロになり もがいて

  エディの誕生日を思い出し

  ローソクの光を みつめる



  この絵本は 悲しい本でもあるが

  誕生日の本とも言えると思う

  

  この春から ウクレレをポロンポロン弾いている

  一番初めに覚えた曲は happy birthday to you

  何度か弾いてるうちに こちらも幸せな気持ちになり

  my happy birthday book を作ろうと思った

  そして今 この本の重さを忘れたくない