絵本ノートから 62

 熊とにんげん

   ライナー・チムニク


 ・・・あるとき ひとりの男がいた

    男は 熊をいっとう つれていた

    どこからきたのか男は いおうとしなかったし

    なんという 名まえなのか 

    だれにもわからなかった



   村から村へ旅する 旅芸人の熊おじさんと 熊のメドーウィチ

   詩情あふれる 自然と星空と神様を 信じたくなるような

   美しくも力強い一冊