絵本ノートから 44

 森の絵本

   長田弘 荒井良二




 ・・・どこかで だれかが クッキーを やいています

    いいにおい なつかしい あまい におい

    「クッキーの すてきな においを わすれてはいけない」

  
 雨の休日は カシャカシャ卵をほぐして お菓子を焼こう

 雨の音が 音楽のようだ

 都会に住んでると 森へは なかなか行けないけれど

 心の中の 雨の森を歩いてみよう

 木の葉や 土の香り 鳥の鳴き声 そして深い沈黙

 
 緑がまぶしい スピリチャルな 絵本