絵本ノートから 38

 
  プラテーロとわたし

     J・R・ヒメネス  長新太



  ・・・おまえを ほんとうに描けば

     春の物語となるだろうに

     おまえは とても利口で

     老人や子どもとも 小川や

     チョウとも 太陽や犬とも

     花や月とも仲よしだというのに。




    とても寒い日の午後 こたつの中でのんびりと

    ロバのプラテーロと アンダルシア地方を旅する

    胸にしみるロードムービーのようだ

    長新太さん描く ユーモアのある プラテーロが

    愛おしい